2012年3月24日土曜日

歴史上、最も重い税金

「インフレ税」のことです。何がひどいかというと、“資本を食いつぶす”という最悪なスキルを持っているということが挙げられます。

例えば、現金100万円を資産として持っていて、それを年率5%の定期預金で運用すると仮定します。

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1) インフレ率ゼロ%、利息収入に対する所得税100%の場合
儲けとなる5万円の100%が税金として徴収されてしまうので、トータルの資産は100万円のまま。

2) インフレ率5%、利息収入に対する所得税ゼロ%の場合
利息の5万円を受け取ることができ、トータルの資産は105万円となる。しかし、元金がインフレにより5%目減りする(お金の価値が5%下がる)ため、最終的な資産はやはり100万円のままである。
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所得税はよくクローズアップされていますが、インフレ率はあまり報道されることはありません。現在の日本の場合は、インフレというよりもむしろデフレ寄りですので、あまり耳にしないのは自然なことかもしれません。長期的な運用を考えた場合は、必ず考慮する必要のある項目であると思います。

簡単に他の金融商品に乗り換えることが可能な普通預金(もしくは、中途解約が面倒ではない定期預金)は、運用先の1つとして検討するに値すると考えられます。

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